トラ猫さんのところから引っ張ってきた話題です。
砂漠の博士課程の大学では、博士論文は基本的にはCommitteeのChairの先生と進めて行って、他3名のCommittee Memberの先生たちは時々学生の質問に答えるくらいで、後はプロポーザルとディフェンスのそれぞれに出て審査&フィードバックをする程度の関わりです。いやまあ、統計の苦手なあたしの友人なんかはMemberの中の統計が専門の先生にベッタリだったりしてましたが(苦笑)
それで、あたしの場合ChairがD先生の時代には週一回のペースで時間取ってもらって、全然進んでない時なんかD先生忙しいのに申し訳ない
って思ったりもしたんですが、よく考えたらこっちは"Dissertation"という授業単位を毎学期履修していた(=お金を払っていた)わけなので、まあこれも先生の仕事だろうから、と自分で自分を納得させていたわけです。
ところがD先生がいなくなってM先生になってから、Dissertationの単位をM先生に何単位登録するかがややこしくなってM先生に相談したら、「私は別に何単位でも構わないわよ。Departmentには関係あるけど私には直接関係ないし・・・」というお言葉。
これを聞いてあたしの頭の中で?が飛び交ったのは言うまでもありません。
それ以来ずっと謎の博士論文指導だったわけですが、今の勤務先の大学で指導をする側になってやっとその仕組みが少しわかってきました。
しかもトラ猫さんのところで「ボランティア」だと言い放っている先生の気持ちがなんとなくわかったりもしてしまいます
ちなみに、あたしの場合はアメリカの大学の話で、しかも他所の大学のことはよく知らないので、今の勤務先の大学だけのことかもしれませんが・・・
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