2006年01月15日

リサーチコース

砂漠の博士課程にはQualifying Examの前にリサーチコースという関門がありました。
このリサーチのコースは実際にはコースワークではなくて、学生が個別に一人の先生と研究をして、最終的に学生がFirst Author(主著)となる論文を一つ仕上げて、それをどこかの専門誌に投稿したら合格。
その投稿論文が実際にアクセプトされて雑誌に掲載されなくても、"投稿"しただけでオッケーになります(笑)
あたしの場合は、RAとして統計分析なんかをしていたプロジェクトの一つをこのコースに使わせてもらえたのでラッキー手(チョキ)でした。

コースと言っても授業に出たりするわけじゃないので、適当な時期に3単位をレジストレーションするんですが、あたしがレジストレーションしたのは博士課程の1年目が終わる夏学期。
その年の秋には学会でその研究のポスター発表なんかもしたんですが、実際に論文を書き上げて"投稿"できたのはその1年後、しかも例によってQualifying Examの直前でしたあせあせ(飛び散る汗)
Qualifying Examの最初のペーパーの提出日の3週間くらい前にあるQuals Meetingまでに、そのリサーチコースを修了しましたってサインを指導教官からもらって提出しなきゃならないんですが、あたしが指導教官のD先生からサインをもらったのは本当にギリギリでした。

ところでその論文、あたしは結構イケるんでないかい?と思ったので、D先生とも相談して関連分野でトップのジャーナルに投稿したんです(←世間知らずたらーっ(汗)

そしたら、

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2005年12月29日

Teaching Assistantship その3

久しぶりにこっちのカテゴリーのエントリーです。

中間・期末テストに加えて、あたしの担当した授業では学期末締め切りのペーパーの課題もありました。
ペーパーと言ってもリサーチペーパーではなくて、他の課題でやった作業を通して学んだことをまとめて、それにパーソナルな内容を加えればいいようなもの。
ページ数は6−10ページ(ダブルスペース)。
これ、学期末に2クラス分、100以上ものペーパーを目の前にしたときは呆然としましたが、このペーパーの重要さを考えると、次のセメスターもやっぱり課題から外すことはできず、再び学期末に採点地獄を見たのでした。これぞまさしくSelf-inflicted Painもうやだ〜(悲しい顔)

このペーパー、内容はかなり個人的なことに触れるので、Plagiarism(盗作)とか代筆の心配はなかったのですが、D先生から「最初から最後まで神様のおかげ、みたいなことを書く学生いるから」と聞いていて、まさかと思っていたらやっぱりいました(-_-)
7−8ページにも渡って延々と「神様を信じてるから全てうまくいくわ〜」と書き綴ったペーパー。
あんたそれなら何でわざわざ大学まで来て勉強なんてしてるのさ、と思いましたが、こういうのに下手にコメントすると「神様のことを書いて何が悪い!」と開き直られて、それが大手を振ってまかり通ってしまいそうなバイブルベルト地帯ですから、さりげなくコメントして触らぬ神にたたりなし、哉眼鏡


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2005年08月08日

Teaching Assistantship その2

Teaching Assistantship その1

あたしの担当した授業はこんな授業が大学にあっていいのか!?と思うようなタイトルの授業で、大学1−2年生を対象にした日本で言うところの一般教養の科目でした。
そんなわけで、大学に入ったばかりで高校生気分の抜け切らない子どもたちが相手(-"-)
当然、びっくりするような言動の続出。

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2005年07月18日

Teaching Assistantship その1

無茶な長距離ドライブの疲労から出た熱がやっと下がりました。
久しぶりに学位取得過程のエントリーです。

前回はオイシイRA(Research Assistantship)のお話でしたので、今回はペインフルなTAのお話です。

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2005年04月23日

Preliminary Exam

博士課程に入って二学期目の最初にあったのがこのPreliminary Exam(予備試験?)です。
なんで"試験"なんて呼び方をするのか未だに謎ですが、何をするかというと、修士課程で取ったクラスの中でどのクラスをトランスファーするか、各セメスターにどの授業を取るか、博士論文Committe(委員会)のChair(委員長)はどの先生にするか、博士論文のタイトルは何か、卒業予定はいつか、といった博士課程のプランに関する書類をアドバイザーの先生と相談しながら作って、それをプログラムの教授陣とのミーティングで認可してもらって、さらにそれをGraduate School(大学院)に提出して承認を得るというシステムです。

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2005年03月07日

Research Assistantship

あたしは今の大学院の博士課程で最初の二年はResearch Assistant(RA:研究助手)、次の一年はTeaching Assistant(TA)またはGraduate Part Time Instructor(GPTI)、その後は別のDepartmentのRA(という肩書きの下での専門の仕事)として働いて、それでレジデント扱いの割安の授業料にしてもらったり、各種フィーを免除してもらったり(詳しくはこちら)、そしてそのお給料でほそぼそと生活しています。
Departmentでは三年間のアシスタントシップは確保してくれますが、その後は自分で外で仕事を探さなくてはなりません。
留学生はINS(移民帰化局)の決まりで週20時間より多く働くことはできなかったり、オン・キャンパスでの仕事しかダメだったりと色々制限があるので、アシスタントシップがなくなると大変なことになります。
あたしの場合は、途方に暮れていたときにProgramの先生の一人が他のDepartmentでの仕事を紹介してくれて、幸いにも引き続きアシスタントシップがもらえています。

さて、ではまずRAについてご説明しましょう。

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2005年02月02日

博士課程コースワーク

コースワークは博士課程だからといって、修士課程のコースと特に何もかわりありません。
うちの場合は修士課程から始めて博士課程に進む学生もいるので、修士の学生が博士課程のコースを取るということは珍しいことではないし。

ただ、うちの博士課程プログラムは自慢じゃないけどアメリカ人学生も泣きが入るほど、アサインメント(課題)の多いクラスが多いです。
他のDepartment(研究科?)のクラスも取ったことあるけど、うちのプログラムのクラスに比べたら全然楽勝だったし・・・
一番すごかったのは、一つのクラス(1セメスター=3ヶ月強)で、リーディングのアサインメントが専門書本4冊、本気のリサーチ・ペーパー(文献レビュー、調査、分析の全過程を含む)、それに加えて本気の試験。
このクラスだけ取ってるわけじゃないんだから、他にも二つクラス取ってるんだからっもうやだ〜(悲しい顔)

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2005年01月20日

博士課程苦節●年の概要と言い訳

アメリカの大学院の博士課程で、博士号を取るまでにはコースワークや博士論文以外にもいくつかの大きな乗り越えなきゃならないメジャーイベント(試練とも言う)があるのですが、アメリカの博士課程では実際に毎年・毎学期どんなことをするのか、を簡単にまとめてみました。
これもまた大学院やプログラムによって、はたまた学生ごとに違うので、あくまでもあたしの場合はこんな風に進んできた、ということを言い分け付きで(;^_^A
(*)印のモノについては、そのうち一つずつ詳しく解説して行く予定です。

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2005年01月08日

博士号の割引(?)価格

定価一千万円のアメリカの博士号。
これが、ディスカウント(笑)では一体どういうことになるのか。

留学生はもちろんノン・レジデント(州外在住者)なわけで、何もしなければレジデントの学生の数倍のState Tuition(州の授業料)を払わなきゃならないのですが、実はレジデントとして認められる抜け道がいくつかあります。

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2005年01月04日

博士号のお値段

博士号を取る!と言っても、頑張ってお勉強や研究をしていれば取れる、というモノではありません。
大学も"商売"ですから、タダで取らせちゃぁくれません。
マネ マネ マネ マ〜ネ〜♪(←歌っているらしい)
そこで、気になるのが博士号のお値段。博士号を取るのにいったいいくらかかるのか。そしてお金持ちでも何でもないあたしがどうやってそれをやり繰りしたのか。
そのあたりをこれまた"あたしの場合"という限定付でお話しましょう。

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2005年01月02日

博士号を取るのに必要な単位数

このブログを始めたときに、アメリカの大学院博士課程留学についての情報発信をしよう!という壮大な(?)志を抱いて「学位取得過程」や「留学手続き」のカテゴリを作ったのに、いつまでもその記事数が0で企画倒れになりそうなので、ここらで思い切って「学位取得過程」の記事を書いてみようと思います。

「学位取得過程」では、アメリカの大学院博士課程の中身、どんな順番で何をすれば博士号が取れるのか、ということを詳しくご紹介します。
ただし、博士号取得過程と言っても、大学院によって、あるいは同じ大学院でも自然科学系か社会科学系かによって、はたまた同じ社会科学系でもプログラムによって全く中身が違います。
なのでココでは、社会科学系の特殊な分野であるあたしのプログラムの場合、という(超)限定付でご理解ください(^_^;)

まずは博士号を取るのに必要な単位数(Credit Hours)について。

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