7月1日に申請書を送ってからきっちり一ヶ月で無事届きました
Employment Authorization Card(就労許可証)、これで正式にアメリカで働けます。
一年間の期限付きなので、その間に就労ビザを取るか永住権を取るかしないといけませんが、それには時間もおお金もかかるので当座はこのEADで凌ぎます。
そもそも学生ビザというのはあくまでも“学生”ビザなので、学生でなくなれば本国に帰らなければなりません。
でも、せっかくアメリカで勉強したんだし、1年くらいアメリカで実践経験を積ませてやろうじゃないか、というのがOptional Practical Trainingという制度。
その制度を利用すれば、大学や大学院の卒業後にその専門分野で一年間仕事ができるわけですが、それに必要なのがこのEADというカードです。
ここで、お気づきの方もあるかもしれませんが、まだ学位が取れてない=卒業してない、のにどうしてあたしはEADが取れたのか?
グッドクエスチョン
いや、あたしにもよくわからないんですけど、うちの大学のインターナショナル・オフィスの説明によると、所謂ここのところはグレーなエリアらしく、とりあえずうちの大学では授業関係が全部終了していればヨシ、博士論文や修士論文は関係ナシ、という解釈で通しているようです。
申請は特にややこしいわけではなく、簡単な書類と写真と申請料$175をDepartment of Homeland Secutiryに送るだけでした。
以前はカード発行までに三ヶ月近くかかっていたようですが、最近はかなりスピードアップしたようです。
そんなわけで、無事仕事始めに間に合ってほっと一安心。
ちなみに、EADカードはビザの代わりにはならないので、INS(Immigration and Naturalization Service)のシステム上のあたしのステータスはあくまでもF-1(学生)。
そのF-1で取ったVisa(入国許可)の期限が切れてしまっているあたしは、いくら就労許可があっても入国許可がないので、次にH-1のステータスを取ってビザを取るか永住権を取るまではアメリカに軟禁状態が続きます。
これよく誤解されるんですけど、決して不法滞在ではないですからっ
ビザというのは入国許可証なので、アメリカ国内にいる限りは必要ないわけで、アメリカ国内にはF-1というステータスで滞在許可があるわけで、うまく説明できないんですけど・・・
と、とにかく早急に就労ビザもしくは永住権の獲得の手続きを始めなければ。
でも、それにはまず弁護士さん探さなきゃだし、費用の捻出もしなきゃ。
外国人の教員が多いおっきな大学だとそのあたりのサポートも全部大学でしてくれるようですが、あたしの今度の就職先の大学にはそんなサポートはありません。
また、自分で全部やるのね・・・
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