実は、数週間前にあたしの博士論文CommitteeのchairであるD先生の奥様が突然何の前触れもなく脳出血で倒れたんです。
D先生があたしと二つしか違わないから、奥様もおそらくそのくらい。
全く健康だった人がほんとうにある日突然・・・
そこからD先生は毎日集中治療室で奥様につきっきり
このことを知る直前に、いつものようにD先生に博士論文関係の質問メールを送って、このことを知ってあわててお見舞い(?)めいたメールを送りました。
そしたら何と一週間後くらいにD先生から質問に対する回答メールが届いて、そのメールに一言「今はXXXX(奥様の名前)のことはまだ辛すぎて話せない」とだけ。
それを見て涙が出そうになりました。
あのいつも淡々としたD先生からそんな言葉が出るなんて・・・
それからは奥様の回復を祈る日々。
あたしをずっと守ってくれている見えない力に、どうかD先生の奥様を助けてあげてくださいと。
あたしの周りの人たちは「博士論文どうなるの?だいじょうぶ?」とあたしのことを心配してくれています。
そりゃあたしも不安じゃないといったらウソになりますが、以前のエントリー「仰げば尊し」でも書いたようにもともとD先生はもうすぐいなくなるハズだったので(今となってはどうなるのかわかりませんが)Co-chairはたててあるし、研究もあとはD先生のヘルプなしでもできそうなところまできてるし、それより何よりD先生の奥様はきっと大丈夫!っていう妙な自信があるから、それほど不安じゃないんです。
でも、これまで細かいことをD先生にメールしてD先生の判断を仰いでいたのが、自分で全部判断しなきゃならなくなって戸惑うことも多いんですが、もうすぐ学生を指導する立場になるんだから逆にいい練習だと思うことにしたんでうす。
それにしても、こんなことを言っちゃいけないのかもしれませんが、倒れたのがD先生でなくてよかった。
こういうことが起こるまで考えてもみなかったのですが、博士論文CommitteのChairが老齢の教授だったりすると万が一のこともあり得るってこと・・・
いや、老齢じゃなくても「万が一」は誰しもに起きることですが。
そのD先生に先日オファーを受けたという報告のメールを送ったんです。
D先生が時々メールをチェックしてるのは知ってたので、返事は要りませんから、と添え書きをして。
そしたら「すばらしい知らせだ!」と返事が来たんです。
「明日から週に数日午後だけオフィスに出るようにしたから、早く博士論文進めてLecturerの肩書きでなくなるようにしないとね」と。
ううううう・・・
あたし、がんばるっ
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