ホテルのコンプリメンタリーの朝食をゆっくり食べて準備をして待っていたら、結局お迎えは10時前に到着。
車はぴんくのトラックではなくてキレイなバンでした(笑)
午前中は11時に面接が一件入ってるだけなので、まだ時間があるからとまたまたその中国人の先生はツアーガイド兼不動産ガイド(?)に変身。
大学の近くの住宅地を回ってくれて、どこらへんが"リーズナブル"とか"高級住宅街"とかを教えてもらいました。
ちなみに採用面接の行程に"不動産ツアー"が組み込まれてるのはよくあることで、その候補者が採用されて引っ越してくるという前提で家を見て回ったりするんですが、この場合は家の希望条件によって不動産屋さんが何件か回って見せてくれます。
11時から面接が始まりましたが、この前の大学と違って30分置きにスケジュールが組んであるということはなく、1時間置きでお茶を飲みながらゆっくりって感じでした。
しかも面接の途中でスケジュールが変更になったり・・・(笑)
この前面接に行った大学が州立でリサーチと学外のグラント(研究費)獲得にものすごい力入れてたのに対して、この大学は私立で学生の(高い)学費で成り立っているから学生へのサービス(=授業)が第一。
したがって、個人面接で訊かれる質問の種類がモノの見事に違っていて最初はものすごく戸惑いましたが、何とか切り抜けることができました(と思います)
それから、今回はもう学期が終わってしまっていたので学生さんたちと話をすることはできませんでした。
そしてメインのはずのプレゼンテーションがこの日の行程のほぼ終わり近く。
会議室にはプレゼン用の最新機器が揃ってはいたものの、どれもまともに動作せず(^_^;)
プレゼンの出席者は先生たち4人だけ。
おかげで緊張なんてほとんどせず、プレゼンの後で質問もほとんど出ませんでした。
なんか物足りないかも・・・(をい)
そうそう、今回は食事もラクチンでした。
ランチは先生たち二人とタイ料理、ディナーは学科長の先生と中華。
相手の人数が少なかったのでよかったのはもちろんですが、食べるものがアジア系の料理だったというのもあたしの緊張度をかなり下げてくれたに違いありません
そんなわけで今回は大きな失敗をすることもなく面接全行程を終えました。
何で急にポジションを増やしたのかは訊けましたが、今回何人インタビューしてるのかは怖くて(苦笑)訊けませんでした。
それからお給料の目安もこれまた怖くて訊けませんでした。
州立の大学だったら教員のサラリーは公表する義務があるので調べれば大体見当はつきますが、私立の大学にはそういう義務がないのでサッパリ見当がつきません。
ちょっと調べたら、今住んでる1ベッドルームをあっちで借りたら家賃が今の3倍以上なんですけど、ちゃんと生活できるくらいのお給料が出るんでしょうか・・・
ビザの件はR先生のアドバイスに従ってあたしの方からは持ち出さなかったのですが、学部長が話をふってきたので訊いてみたら、大学側で必要な書類を準備したりはしてくれるけど、申し込みは自分でしないといけなくてその費用も自分で出さないといけないとのこと
採用されるかどうかわかりませんが、今回は採用されなくても後悔しないと思います。
もし、万が一採用されたとしても、色々考えなきゃならないことがたくさんあるので、二つ返事でオファーを受けたりはしないと思います。
前に面接に行った大学にしてもこの大学にしてもあたしの理想通りというわけにはいかなくて、あたしのキャリアや目標にプラスになることもあればマイナスになりそうなこともあるし。
でも今のところはとりあえず今回の面接を大きな失敗なく切り抜けられて、自分なりには合格点なので大満足です。
てゆーか、何十人という応募者の中からこうして面接に呼ばれただけでも奇跡だし、それだけで充分大大満足なのです。
しかし、今回の面接で会った先生みんなに「ディサテーションはいつ終わる?」と繰り返し訊かれて、7月中に終わらせます、と豪語してきたので、何が何でも終わらせねば
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