2005年05月16日

貴重なアドバイス

涙の推薦状」を書いてもらった学部長のK先生から、面接に行く前に電話をするようにと言われていたので、電話携帯電話をしました。

K先生は今回あたしが面接に行く大学にはかなり詳しいとのことで、色んな情報をもらいました。
私立の大学なので学生からの授業料を中心に大学が成り立っているというのは、前に面接に行った州立の大学との大きな違い。

それから力強い励ましも。
「あの大学にあなたはとてもよく合うと私は思うわ。」
「ただし、あなたがその土地に住みたいというだけじゃなくて、その"大学"に勤めたいかどうかっていうことは向こうも気にしてると思うし、大事なことよ。」
なるほど〜メモ
じゃどうしてその"大学"がいいのかってことをもっと考えておかなきゃ。
そしてK先生からの貴重なアドバイス。

「この面接のプロセスって短期間に相手側にあなたのことをできるだけ知ってもらわなきゃいけないんだけど、あなたは自分のことをいきなり初対面の人に話すのに慣れてないんだから、それをオープンにして向こうの先生たちに協力してもらうようにすればいいのよ。」
おおおっ、その手があったかexclamation
典型的なニッポンジンとしてはついつい向こうの雰囲気を読んで自分を向こうに合わせることを第一に考えて、"自分"をアピールして向こうに自分を知ってもらうってことをする習慣がないから、これがあたしにはすごい難関だったのよっ。
最初からあたしは自分のこと話すのが苦手だから、気になることや知りたいことがあったらストレートに訊いてくださいって言っておけばいいんだ手(チョキ)
しかし、どうしてこんな簡単な戦略に気がつかなかったんだろうあせあせ(飛び散る汗)
ただ、30分おきに次々と色んな先生に会うのにいちいちそれを言ってたんじゃ変だから、うまくJob Talkのプレゼンに組み込んでみようっとるんるん

その後R先生からも電話phone to
先生の方の携帯の電波が悪くてプチプチ声が途切れたりする中で、何とか聞き取ったのは、
「とにかく向こうの大学にオファーをさせるのが先だから、就労ビザの件は面接の段階ではあまりプッシュしないほうがいい。向こうは君がビザを必要なのは当然わかってるハズだから。外国人教員の就労ビザ取得に関する大学側のこれまでの経験はどうなのか訊くような態度がいい。」
「リサーチのサポートについても、あまりdemandingな印象を与えないように。向こうの教授陣の中には少ないサポートでちゃんとリサーチをパブリッシュしてる先生もいるんだから、どうやってそういうことを可能にしたのか訊けばいい。」
なるほどなるほどメモ

しかし、前に面接に行った大学がものすごいリサーチに力入れてたから頭がリサーチリサーチってなってたのに、今度はあんまりリサーチを強調しないようにしなきゃいけないなんて、こりゃあちょっと厄介なことになったぞう・・・ふらふら

それにしても、K先生もR先生もあたしのアドバイザーでもなければ博士論文のCommitteeでもないのに、あたしのこととっても応援してくれて心配してくれて、ほんっとありがたいです。
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この記事へのコメント
うちの学校では、生徒にも新しい教員の採用のプロセスでそれなりの権限を与えられているのですが、その時一番印象が悪かったのが、研究費を一番持っている人でした。というのも、それがセールスポイントであることは分かっているのですが、事あるごとに「僕は生徒をサポートするお金があるからね」とアピールするんです。
教授陣の受けも悪かったようで、彼は採用しないと思うよ、と。
印象がよかったのは、そんなに金銭的サポートはないけど、「教えるのが好き!」「研究が好き!」と積極的に生徒達と話そうとしてくれた人でした。一方的ではなくて、「今後、このプログラムをどういう風に変えていきたい?私はどういう風にそのお手伝いが出来る?」と。
印象の悪かった一人以外は、ランチの時もセミナーの時も始終笑顔で、雰囲気が穏やかで、どちらに決まってもいいな!と思えました。

という事で、面接は大変な大仕事でしょうが、頑張ってください。
Posted by 院生A at 2005年05月22日 12:23
これまた貴重なアドバイスありがとうございます!
そうなんですよね、研究費を持ってるって学校にも学生にもものすごいプラスなんだけど、教授陣もそんなスノビッシュな人と同僚になりたくないだろうし、学生もそんな高飛車な先生イヤですよね。
Posted by EL at 2005年05月23日 02:05
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