ビザ&永住権の件ですが、その後職場からのサポートはあきらめて自分で弁護士雇って手続きを始めた・・・
と思ったら大間違い(^_-)-☆
納得できないことには簡単に引き下がらないのがこのわたくし。
闘うことにしました
なあんてカッコいいこと言ってますが、実は諦めかけてたんです
でも、同僚に全く同じ立場の外国人教員がいて、その人が「一緒にがんばろう!」と言ってくれたんです。
その同僚は、初めは何も考えずにビザも永住権も自分でやるもんだと思っていて、そのつもりだったようですが、あたしが絶対おかしい!と主張するのを聞いて、以来すっかりその気になったようです。
その後も、この同僚とはリズムがうまい具合に噛みあって、片方がhopelessになっている時はもう一方がイケイケモード(?)になってるという状態で、励ましあっています。
さて、実際にはどうやって闘っているか。
この前買ったパンチングバックはそのため・・・なわけないです
まず、二人で直訴状(?)をしたためました。
そして、それを二人がそれぞれ関わっている組織に出しました。
あたしの方はこの秋から実は大学のFaculy Assembly(教員会の下院?)のBoard Member(評議委員)をやるハメになってしまったので、そのアセンブリーに手紙を出して議題として取り上げてもらいました。
アセンブリーの議長も外国人なんですが、「雇ってもらっただけありがたいと思うべきだ」とか「古くからいる外国人教員はみんな自分でビザや永住権取ってきて誰も文句言わなかった」とか言いたい放題
この人の分野というのは外国人教員がとても多くてそういう雰囲気なんでしょうが、あたしの分野なんて外国人を雇わなかったら白人ばっかりになるような感じなので、立場的には「雇ってもらっただけでも」と言うほど卑屈になることもないと思うんです。
評議委員会の他の委員たちは割と同情的で、うちの大学に外国人採用に関する正式なポリシーがないのはおかしい、ということに反応してくれて、Faculty Senate(上院?)に議案を持っていくように提案してくれました。
そして同僚の方はうちの大学の多様化推進委員会みたいな委員会に関わっているので、その委員長とまず話をしました。
そっちの委員長はじっくり時間をかけて同僚の話を聞いてくれて、他の大学ではこの件はどのように対処しているかの情報を集めて、レコメンデーションという形で上に持って行こう、と言ってくれました。
そこで、あたしたちがこれまで避けてきた“情報集め”というのがいよいよ必要になったわけです。
他の大学の情報を集めなきゃ、というのはそれまでも自分たちで思っていたことなんですが、なんせ日常業務の間にそんな時間があるはずもなく。
ネットで情報集めるにしても時間かかるし、ちゃんとしたポリシーをオープンにしてる大学ってそんなにないし、直接電話するにしたって相手が答えてくれるかどうか・・・
というわけで、とりあえずアンケート調査のようなものを作って、二人の知り合いの“外国人大学教員”たちに送ることにしました。
とまあ戦の現状はこんなところです。
実はこんなことやっても結局ダメかもしれないし、たとえ闘いに勝ってもあたしたちの永住権申請の時期には間に合わないかもしれない、というのはあります。
でも、二人ともあたしたちがダメでも後から来る外国人のために、という思いで闘っています。
本当は採用の契約の時に交渉できればいいんでしょうが、新規採用で外国人でとなるとそんなに強気で交渉できる人って少ないと思うんです。
それに、あたしたちが何も言わなきゃ他のアメリカ人教員たちや大学経営陣は、あたしたちの苦労や負担なんか何も知らないままなわけで、サポートしないならしないでいいけど、それがどういうことなのかちゃんと見とけというような感じで、一人でも多くの人にこの実態を知ってもらえれば、という思いもあります。
日本では“出る杭は打たれる”と言いますが、アメリカでは“Squeaky wheel gets oil."(キーキー言う車輪は油をさしてもらえる)なんです。それは逆に黙っていたら何ももらえないってこと。だから、こうなりゃ思いっきりキーキー言ってやる
とにかくやるだけやってダメならしょーがないけど、何もやらずに諦めるのは基本的にあたしのポリシーに反するわけで、かといってアメリカ社会でマイノリティーとして生きていくうちに身に付いたlearned helplessness(無力感)に負けて黙っちゃうことも多いので、一緒に闘ってくれる人がいてホントよかったです。
というわけで、拙ブログにお越しのみなさま、2006年中はこんな超マイペース更新なブログにお付き合いくださり、暖かい応援の言葉をいただき、本当にありがとうございました。
2007年もやっぱり超マイペースでしか更新できないと思いますが、懲りずにお付き合いくだされば嬉しいです。
実際にはお会いしたことのない方ばかりですが、くじけそうな時にココで泣き言を言うとスッとどこからか優しいコメントが入って、あたしのことちゃんと見てくれている人がいる、と思えて、そう思えるだけで次の一歩が踏み出せます。
Wishing you a very happy new year
【翼をください−就労ビザ・永住権の最新記事】
順番に拝見します。よく、ここ↓にいます。
http://www.geocities.jp/johnhealing/
アメリカと日本の文化は本当に対照的だと思うことがよくあります。アメリカに来てから相当長い間逆立ちして歩いてるみたいでしたから。
子持ちで×1で建築士さん、ってなんか大変そうなことが連なっている感じですが・・・ばばぁの部分はあえてノーコメントとさせていただきます(;^_^A