学業の方は豪雪地帯の大学院の二年目の夏だったかに再び危機に襲われた。
その年の夏、二年ぶりに一時帰国をする予定だった。しかも当時のヤンキールームメートを連れて。
飛行機のチケットも取って準備万端、夏休みはもうすぐ♪
というところでプログラム・ディレクター(学科長)からある通達を受けた。
秋の新学期までにIncomplete(不完全履修)を全部Completeしないとクビ
確かその時には三つくらいIncompleteを抱えていた。
夏中にその課題全部を終わらせろ、と。
んな、無茶な・・・
せっかく二年ぶりに帰るのを楽しみにしてるのに、ヒドイよ。
IT'S NOT FAIR!
この頃のあたしは、これくらいは英語で言えるようになっていた
もっと早く言ってくれればいいのに、今になってそんなこと言うなんてフェアじゃない!って文句言ったんだけど、よく考えたらIncomplete自体がゆってみたらオマケ(またかい・笑)みたいなもんだし、いつまでも放っておいた自分が悪いわけで、文句なんて言える立場じゃなかった。
日本に帰るのやめようかとも思ったけど、ヤンキールームメートがすごい楽しみにしてるし、今更やめられない。
やむを得ず課題全部持ってかえって、ルームメートの観光は英語のわかる友人たちに頼んで、ひたすら読む、読む、書く、書く・・・
ルームメートへの申し訳なさと、課題のプレッシャーとで地獄の夏だった。
そして奇跡的にも全部の課題を終わらせることができた。
ディレクターに全部終わったと報告に行って、心からThank you.と言った。
だって、あのディレクターが心を鬼にして地獄を見せてくれなかったら、Incompleteを抱えたまま秋からいよいよ本格的なコースに入ってギブ・アップしていたかもしれない。
おかげで、こんな大きな山を乗り切れたんだから、次もきっとやれる!って自信が少しついた。
ペーパーの内容はもちろん大事だけど、内容よりも期日に間に合わせることの方が大事な場合もあるんだってこと、大学院サバイバルの必須条件をこの時に学んだ。
Thank you.と言ったときの、あのときのディレクターの笑顔は今でもよく覚えてる
テキサスの某大学でNuclear Engineeringの博士課程をしてます。Disertationは書き始めたばかりなので間に合うかちょっと不安ですが、私は8月に卒業予定です。(HPは子育て中心なのであまり院生活のことは書いていませんが。)
私は就職活動はしていないので、大変そうだなーと思って読ませてもらいました。
それにしても、卒業してすぐ大学教員を目指しているなんて、すごいですね。うちの学部は研究所で数年働いてからが定番だけど、学術分野によってそいうのは違うんでしょうか?
論文に就職活動にと急がしい毎日でしょうが、頑張ってください。
Nuclear Engineeringとはこれまたすごい!
博士号取得後の進路についてはたぶん分野によって違うんだと思います。
うちの分野はポスドクとか研究職というのがほとんどないんです。
その分野の"仕事"ということで言えば、修士を始めたときからもうずっとその仕事してるし・・・
というわけなので、学位取ってすぐFacultyというのも珍しくないんです。
時々読ませていただいています。どうか頑張ってくださいね。
あたしの周りにも毎年この時期から夏にかけて目の色が変わってる院生がいます。
今年はあたしがそうなるハズだったのに・・・(/_;)