2006年12月05日

ELの選択−その3

今でも自分の決断は間違ってなかったと思います。正しかったかどうかはわかりません。でも、間違ってはいなかったと。
それは、絶対に間違ってはいけない選択、だったんです。

あたしから最後通告を受けて「アナタとはもう友だちではいられない」と、その友人はケータイ携帯電話に簡単なメールをよこしてきました。

アタリマエ、か・・・

周りが全然見えなくなってしまった友人に、あたしの思いが全然伝わらないまま、誤解されたまま、嫌われてしまった。
あたしが困っているときに助けてくれた大切な友人を、あたしは助けられなかっただけじゃなくて、失くしてしまった。

事が表沙汰になって、この友人を身近で助けることができる立場にいる人に電話をしました。
Please help my friend, if you can, because I can't...I couldn't...
こう言った瞬間に涙が堰を切ったようにあふれ出てきました。


数日後、事を表沙汰にしたとの報告を兼ねて、友人から長いメールが届きました。

事は思った以上にいい方向に進んでいる。
これからどうすべきかもわかったし。弁護士にも相談するつもりだし、助けてくれる人もいるし。
具体的にどういう処置が下されるのかわからないけど、今はただやるべきことをやるだけ。
アナタを苦しめて本当に申し訳なかったと思ってる。
初めからアナタがずっと正しかったのかもしれないと今は思う。
こんな私のことを諦めずにいてくれてありがとう。アナタにとても感謝している。
だけど、今はまだアナタにちゃんと向き合って話ができない。
ただ、私のことはもう心配しないようにしてほしい。たとえどんな結果になっても私は大丈夫だから。

涙が出た。
あたしはこの友人を失わずに済むかもしれない。

返事には、いつでもまた気が向いた時に、今までみたいに「よぉっ!」って電話してくれればいいから、と書きました。



でも・・・

あたしは、このひと月近くに及ぶ尋常でなかった精神状態の時に取った言動のせいで、一番大切な人を失くしてしまいました。
そんな大切な人を失くしてまで、この友人のために身を粉にする価値があったのか、と言われると、正直な答えはNOです。
サッサと最後通告をつきつけて、サッサとラクになって自分を取り戻していれば、こんなことにはならなかったかもしれません。
だけど、できなかった。
あたしが一人で困っている時に手を差し伸べてくれたこの友人を、簡単に放り出すことがどうしてもできなかったんです。

でもそれは、この友人の方が大切だったからじゃない。
あたしの夢や人生や生活までも処刑台に乗せられてしまっていたから。
そしてあたしの夢は・・・だからあたしは・・・

あたしの一番大切な人は、40年以上の人生で一番難しくてツライ選択を迫られて追い詰められていたあたしの精神状態を説明するチャンスすら与えてくれず、そんな状態でのあたしの行動や言葉を本心だと信じて弁解することすら許してくれませんでした。

あたしが大切な人を失くしたのは、この友人のせいじゃない。
だけど、こんなことさえ起きなければ、という思いが今はどうしても消えません。


夢を追いかけるって、なんかカッコよくて、ロマンですよね。
だけど、あたしはその過程で大切な人や大切なものをいっぱい失くしてしまいました。
夢ってそれでも追いかけるほどの価値があるのか?
失くすのが怖くてしがみついてるだけじゃないのか?
夢を叶えられたときに、一人ぼっちかもしれない、それでもいいのか?

I don't know...

ただ、いつの日かあたしの使命が終わって死ぬ時に、いい人生だったいい気分(温泉)、と思って死ねるように、今はそれだけを必死に祈っています。



このお話はおしまい。
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posted by EL at 22:03 | Comment(4) | TrackBack(0) | 日々の泣き笑い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
そういうめぐりだったのかもしれません。また、その「失ってしまった」友人とよりが戻るかもしれないし、その友人は次のステップに行くための「捨石」だったのかもしれません。私もいろいろ「失ってしまった」友人がいましたが、いつもアップグレードした友人や大切な人と出会っています。

一生懸命生きていれば、死ぬ時に満足できる、と私は信じています。お互い、幸せな死に向かって(?)がんばりましょう!!
Posted by トラ猫 at 2006年12月06日 16:16
運命ってモノもあるんだと思います。一生懸命生きていれば必ずいいことがある、私はそう信じていますよ。
Posted by しんじ at 2006年12月06日 21:10
今はとにかく、お疲れ様でした。
私の分野も、資格や倫理が関ってくる分野なだけに、とても深く考えさせられました。
誰にも相談できない状態で、大きな決断をしなくちゃいけない……。それはとても辛いことですよね。
今は辛いかもしれない。でも、どんな時でも自分を信じて進んでいけば、きっと、どこかで追い風が吹いてくると私は思います。
Posted by 院生A at 2006年12月07日 01:14
>トラ猫さん
ということは、自分も誰かの捨石だったり、ダウングレードだったりするんですよねぇ。う〜む。

>しんじさん
いいことはあるんですよ。ただ、いいことがあると悪いこともあるわけで。それが生きるってことでしょーか(←夕日に向かってつぶやくELを想像してください)

>院生Aさん
次に追い風が吹いてきたときには、その風邪に乗って飛べたらいいな(←草原で大空を見上げてつぶやくELを想像してください)



Posted by EL at 2006年12月07日 17:01
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