2005年03月19日

アメリカの大学教員お給料事情

大安さんに教えていただいたアメリカでラボを持ちたい!というホームページにAssistant Professorの平均年間サラリーが出ていて、あまりにもうちの分野のサラリーと違うのでびっくり。
自然科学系と社会科学系ではそんなに稼ぎが違うのっexclamation&question
と思ったら、年間のサラリーでしたあせあせ(飛び散る汗)

ちなみに、セメスター制の大学では9ヶ月の契約が多いので、サラリーも当然9ヶ月が基準になるようです。
サマーの3ヶ月は、サマーコースを教えたりするとその分のお給料が入りますが、夏に必ず仕事があるという保障はないのでボーナスみたいなもんらしいです。
今の大学なんて、数年前に州から突然予算削減があって、それまで夏にお給料をもらえていた先生たちの多くがその分カットになってもらえなくなったらしいし。

ちなみにアメリカの各大学のProfessor、Associate Professor、Assistant Professorのランク別の9ヶ月のお給料の平均はThe Chronicle of Higher Educationというサイトで調べることができます。
このサイトは、アカデミアの職探しに大活躍のサイトでもあります。

最近までこのサイトにお給料のデータベースがあることを知らなくて、教えてもらってあちこちの大学のを調べてみたんだけど、州によって、はたまた同じ州でも大学によってかなり差があるようです。
同じ州の、同じPublic大学(公立?)で、何でこんなにサラリーに差があるの?!とびっくりするくらい差があったりします。
まあ、ロスなんかの大都会の大学と今のうちの大学みたいな田舎の大学とでは、生活費が全然違ってくるからその分お給料も違って当たり前といえば当たり前ですが。

それにしても天下のハーバードの教員のサラリーはやっぱりすごい!(MassachusettsのDoctoral Institutionで調べれば出てきます)
エリートコースには縁のないあたしなのでIvy Leagueとかは夢のまた夢ですが、あのサラリーを見たらさすがに負けず嫌い&大阪商売人の血が騒ぐパンチ
とは言え、Ivy Leagueのような有名大学にはあたしのプログラムはないので、無駄に騒いだ血を沸騰させずにすみます。よかったよかった(^_^;)
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この記事へのコメント
たびたびお邪魔して恐縮です。有益な情報をありがとうございます。The Chronicle of Higher Educationというのは、お金を払って購読するといいのでしょうか?各記事の先を読もうとするとパスワードが必要なようですが。。もっとも私はアメリカの高等教育の動向が知りたいだけで、とてもアメリカの教員になるなんて考えられない(考えてもなれない!)のですが。
Posted by ヒロシ(仮称) at 2005年03月21日 00:25
そうなんです、Chronicleはお金を払って購読しないと見られないところが多いんです。あたしは今のところ職探しくらいにしか利用してないので購読はしてません。
あたしもつい半年ほど前までは"アメリカの教員になるなんて考えられないし、なれるはずない!"と思ってました(;^_^A
Posted by EL at 2005年03月21日 02:31
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エアコン、教授のサラリー、そして。
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