2006年08月23日

採用側から見た教員採用プロセスその3

このシリーズ物、その2を書いてから随分間があいてしまったんですが、あんまりオンタイムだと色々差し障りがありそうだったので書けなかったんです。(←言い訳あせあせ(飛び散る汗)
でも、もういい加減ほとぼりも冷めたと思うので、その3です。

書類審査の結果Go Getter!のAさん、砂漠の博士課程の友人Bさん、二ヶ国語がしゃべれるCさんの三人の候補者が選ばれて、推薦者への電話確認でも特に問題点は出てこなかったので、三人を面接に招待することになりました。
ところが、面接の招待をしたときにはAさんは既に別の大学からオファーを受けていて、結局そのオファーを受けてしまって見事取り逃がしバッド(下向き矢印)
面接ではBさんとCさんの一騎打ち(?)となりました。

Cさんは地元の人なのでホテルなどの用意は必要なかったんですが、Bさんにはホテルの用意。
面接は実質半日なので、大学からホテル代は二泊分しか出せないということで、事情があってその前にプラス二泊したいというBさんはあたしのところに二泊、ホテルに二泊することに。
となると必然的にあたしがBさんの送り迎えなどのお世話をすることになって、ホテルもうちに近いホテルを取ってもらいました。

面接はBさんが先手。
面接と言ってもあたしが去年行った州立の大きな大学と違ってスケジュールもいい加減なもので、決まっているのがプログラムのディレクターとDeanとの個別面接と採用委員会(=プログラムの教員全員)とのランチレストランとプレゼンテーション。あとはその場の成り行きで(苦笑)採用委員会のメンバーが個別に候補者と会ったり会わなかったり・・・
Bさんはこの面接が初めてじゃないので、まあ緊張はしていたようですが万事滞りなく進みました。Bさんにはその決まったスケジュール以外にも、たまたまBさんの研究分野があたしがその時教えていたクラスにマッチしていたし講義の経験もあるので、あたしのクラスでプレゼンテーションというか授業をしてもらいました(←単にあたしが授業をしたくなかっただけという噂も・・・あせあせ(飛び散る汗))。クラスの学生に評価用紙を配ってBさんの講義の評価をしてもらったんですが、これも特に問題なし。

問題は後手のCさん。
面接当日、個別面接が終わってみんなでランチに行って話もはずんで、順調に進むかのように思われたとき、ランチ後のスケジュールの話になって、「え?プレゼンテーションするんですか?」とCさん爆弾発言爆弾
どうやら採用委員会の委員長がスケジュールの連絡を忘れていたようですたらーっ(汗)
いやでも、大学の教員採用面接って言ったら普通プレゼンは付き物じゃないっすか?連絡がなかったら「プレゼンテーションしなくていいんですか?」ってフツーは問い合わせそうなもんなんですが?
どうやら採用委員会のメンバーはみんな同じように考えているようでショックは隠し切れず。
Cさんはといえば「いや、大丈夫です、やりますよ」と準備もしないでプレゼンをする意気込み。
Cさんを採用したいディレクターが「いや、ちゃんと準備した方がいいから」とCさんに言い聞かせて、Cさんのプレゼンテーションは後日に延期になりました。
そんなわけでランチ後は時間つぶし(?)に、採用委員会のメンバーが個別にCさんと面接することになって、あたしもCさんと個別に話をしたんですが、書面上と変わらずやっぱり話がどうも的を得てなくてわかりにくかった上に、「この人は裏表が激しそうで信用できないな」なんて印象を持ってしまいました。

そして後日のCさんのリサーチ・プレゼンテーション。
こんな言い方をしちゃあ何ですが、よくそれでPh.D.が取れたな、と。本人はパブリッシュすると張り切ってるんですが、ちょっと無理じゃないですか、と。
もう一人の先生とプレゼンの時にいくつか質問をしたんですが、Cさんの回答は要領を得ず、ディレクターがCさんを一生懸命かばっていたような状態で、仕舞いにはその先生もあたしもWhatever...ダッシュ(走り出すさま)となりました。

いよいよ採決のとき、あたしは自分の博士論文のディフェンスで砂漠の大学院にいました。
自分のディフェンスが終わった直後に採用委員会のミーティングに電話で参加することになったあたし・・・ふらふら
採用委員会は、面接の前からCさんに決めていてどっちのプレゼンテーションにも来なかった先生一名とディレクターとがCさん支持、あたしともう一人の先生がBさん支持、という感じで真っ二つに割れました。
それならもっと二人の情報を仕入れようということで、CさんとBさんを知る人たちにさらに問い合わせをすることに。
砂漠にいたあたしにはBさんも所属していたその博士課程プログラムのディレクターにBさんのことを聞いてこい、との指令(?)が出て、その時は何も考えずに気軽にOKしたのですが、これが後にとんでもない後悔の種になることに。
そしてその間、あたしともう一人の先生のCさんに対する懸念を聞いて不安になったディレクターは、その点を確認するためにまた個別にCさんを呼んで面接(?)をした、と後で聞きました。
しかし、とっくに飛行機で砂漠に帰ってしまったBさんにはそういう機会が与えられるわけもなく・・・(-_-)

果たして結論は出るのでしょうか・・・

つづく。
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この記事へのコメント
な、なんて事に!!ちなみに、実際の時間軸ではすでにBさんかCさんに決まっているんですよね?あぁ、続きが気になります。早いうちにアップしてください(泣)!!(って、泣いちゃってるし・・・)
Posted by トラ猫 at 2006年08月25日 12:05
そうなんです、もう結論は出てるんです(にんまり)。
できるだけ早めに次アップするので泣かないでください(笑)
Posted by EL at 2006年08月25日 18:13
うーん、生々しいお話しですね。当分就職活動はしたくないと思っていますが、読むだけでちょっとドキドキしてしまいます。続きが気になりますね。・初めから決めてて、プレゼンテーションに来ないってのも本人にも他のコミッティーメンバーにも失礼じゃないかと思ってしまいますが。。。
Posted by ヒロシ at 2006年08月26日 12:39
そうですよね、失礼ですよね、そう思いました!
Posted by EL at 2006年08月27日 00:49
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