このルームメートは、アパートに申し込むときにある程度の希望(タバコはオーケーとか)は言えるけど、あとは大学側が勝手に決めるので、実際に会うまでは名前しか知らなかった。
今でも忘れない、そのルームメートと初めて会ったときの衝撃。
留学生のオリエンテーションの関係であたしの方が一週間ほど早くアパートに入ってて、ある日アパートに帰ったら荷物がごっそりあって、いよいよご対面かとドキドキしながらそのコのベッドルームに行ったら、金髪のコがベッドで泥のように眠ってて、すっごいびっくりしたのと同時に"あぁー、あたしは本当にアメリカにいるんだ"と思ったのを覚えてる。
そのルームメートとは特に何も決め事をすることもなく、掃除とか片付けとか共有のモノ(トイレットペーパーなど)の購入とかは気がついた方がやるという感じで、冷蔵庫のシェアなんかも自然になんとなく決まって行ったし、不思議なくらい全てがうまく行った。
そのコが卒業したあと、オフ・キャンパスの2ベッドルームのアパートに引っ越した。
そのアパートは、元ルームメートの友だちが住んでて、何度か遊びに行って気に入ってたので、アパートを先に決めてルームメートは後で探した。
キャンパスに張り紙をしてルームメートを募集したら、最初に電話をくれた女のコがとてもいい感じで、キャンパスで一度会ってお互いに即決。
会ったときに掃除の仕方とか色々聞かれたけど、ん〜掃除は週に一回くらい、散らかってたり汚れてたりすると自分が気になるから掃除しちゃうけど、なんて感じで返事してたら、イージー・ゴーイングで適度なキレイ好き具合が気に入られたらしい(笑)
でも、これまた実際に暮らしだしたら、特に決め事もしないで前のルームメートの時と同じような感じで、それぞれが気がついたときに掃除したり、共有のモノを買ってきたりして、これまた全然問題なくうまく行った。
このルームメートはアート・ヒストリーの院生(博士課程)で、陽気なイタリア系アメリカ人。
ピザとかパスタとかお料理上手で、よく食べさせてもらった。そのコの作ったホワイト・ピザ(トマトソースをかけないやつ)が大好きだった
前のルームメートもそうだったけど、こっちが日本食を料理したら食べたことないモノでもとりあえず美味しいって食べてくれたので、それもラッキーだったな。アメリカ人の中には本当にピザとパスタとハンバーガーしか食べない人いるもん。
それに二人ともヘタな日本人よりはよっぽどよく気がつくし、気もつかってくれた。
逆にその後日本人のルームメートとの方がうまくいかなかった。
アパートに男連れ込んで、その男がまたオタクっぽい非常識な男で・・・
文句言ったら「自分の部屋にずっといるんだから勝手でしょ!」ときた。
ブチ切れたら、そのオンナは出てった。
それからしばらくは、日本人の学部生の若いツバメをかこってた
いや、♂だったんだけど、お互いに恋愛感情なんて全然なかったからただのルームメート。
このツバメ君とはうまくいった。ギターの好きな子で、アパートにいるときはギターを片時も離さなかった。カレー作りながらギター弾いてたもん(笑)ギターっていってもジャズ系だからやかましくなかったし。
もともとクラッシック・ピアノ出のあたしにはジャズの和音って抵抗があったんだけど、このツバメ君のおかげでジャズがすごい好きになった。
そういえば、このツバメ君と暮らしているときに、ベッドルームのドアを開けっ放しで、お風呂上りに素っ裸で布団もかけずにベッドの上で気を失うように寝てしまってたことがあった。
あたしのベッドルームの前を通過しなきゃ自分のベッドルームには行けないツバメ君。
きっとあたしのあられもない姿を目撃したに違いない・・・
次の日、昨日あたし素っ裸で寝てたでしょ!?って聞いたら、何も言わずにしらばっくれたツバメ君。
やっぱり見たんだ・・・
今回、テキサスに交換留学で来ています。アメリカでも寮生活を選んだ私です。相方のCODYとは果たして上手くいくのかな?
また遊びに来ます、では
ルームメートは寮だとたぶん選べないので、本当に運を天に任せるしかないですよね。
あたしはこのアメリカ人のルームメートたちのおかげで、アメリカの文化や言葉の勉強になりました。
kazuさんもルームメートさんとうまく行くといいですね。