大学も"商売"ですから、タダで取らせちゃぁくれません。
マネ マネ マネ マ〜ネ〜♪(←歌っているらしい)
そこで、気になるのが博士号のお値段。博士号を取るのにいったいいくらかかるのか。そしてお金持ちでも何でもないあたしがどうやってそれをやり繰りしたのか。
そのあたりをこれまた"あたしの場合"という限定付でお話しましょう。
その前に、今の大学院は州立なので、それを念頭に置いといてください。
修士を取った豪雪地帯の大学院は私立だったので、今の州立に比べると経済面はかなり厳しかった(学費は高いし学校からのサポートもなし)です。
まずはState Tuition(州の授業料)
これが、州のレジデントとノン・レジデントではかなり違います。
1単位あたりレジデントの授業料は$48、ノン・レジデントは$306(年々値上がりしていますが、現時点ではコレです)
これに加えてGraduate Tuition(大学院授業料)というものが、これはレジデントもノン・レジデントも共通で1単位当たり$48。
そしてInstitutional Tuition(各大学授業料?)がこれも共通で1単位当たり$76。
プラス、各種フィー(Student Services, Medical Services, Library Fee, Recreation Center Fee などなど)となります。
では、1セメスターに9単位(フル・タイム)を取るといったいいくら払うことになるのかというと、レジデントは$2,318、ノン・レジデントは$4,640になります。
ということは、ノン・レジデントである留学生が最短の3.5年で博士号を取ったとして、その博士号のお値段は!?
$4,640(9単位)×2(セメスター)×3(年)=$27,840
$1,537(3単位)x2(夏ターム)×3(年)=$9,222
+ $1,537(最後の学期は3単位のみ)
計 $38,599.-
ちなみに、これ、生活費やその他の出費は含んでません。
生活費は、アメリカの田舎町で質素に(苦笑)暮らしているあたしの場合、月に$1,000前後というところです(たぶん)
とすると、
$1,000×42(ヶ月)=$42,000
これ、プラス、学会年会費とか学会参加費・旅費、日本への一時帰国の旅費など。
つまり、なんだかんだを全部合わせて日本円に換算すると、日本人がアメリカで取る博士号のお値段は、お安いところで一千万円でございま〜す(チーン★)
い、い、いっ、いっせんまんんんっ!!!
(↑今までちゃんと計算したことがなくていくらかかってるのか知らなかった人)
そんな大金あるハズないじゃないですか。
タダの八百屋の娘(?)なんですから。
そりゃ修士取って日本に帰って仕事してちょっとは貯金しましたけど、そんなモノはこっちに来て車買って(4年落ちの中古)家財道具揃えたらキレイサッパリ無くなりましたってば。
だったら、どうやってそんな大金を
ま、まさか・・・
(↑すっかり自作自演)
ふっふっふっ、それでは次回はそのウラワザをこっそりお教えしましょう。
(↑ひっぱるひっぱる)