プロポーザルというのは、博士論文全五章のうち初めの三章を指す。
Chapter I INTRODUCTION(Problem Statements, Research Quesionts)
Chapter II LITERATURE REVIEW (Research Background, Hypotheses)
Chapter III METHODS
つまりプロポーザルでは、この研究はこういう意義があって、こういう方法で行います、ということを具体的に詳しく書く。
それをプロポーザル・ディフェンスで発表して、Committeeの先生たちのOKをもらって初めて"正式"に博士論文研究のスタートとなる。
実際には、文献を探したりし始めた時点で研究は始まってるんだけど、このプロポーザル・ディフェンスでOKをもらえなきゃ、その後の実際の調査をすることはできないし、一旦OKをもらって"契約"が成立したらそれからは調査内容や方法について大きな変更をすることはできない、という仕組み。
うちの研究科では、博士論文研究は殆どCommitteeのChairの先生と進めていく。他の三人のCommitteeの先生たちとは必要に応じて、という感じ。
だから、Chairの先生以外はこのプロポーザルを読んで始めて具体的な内容を知る、ということが多い。
ということは、プロポーザルを提出してから大幅な修正が入る、あるいは場合によってはOKがもらえない(=やり直し)可能性もあるということ・・・
で、今日が期限のプロポーザル提出。"今日"が期限ということは、夕方5時までにメールボックスに放り込めばOK、とChairの先生が言ったのでそういうことにした(;^_^A
でも、先週の月曜日にChairの先生と会ったときは第一章がまだ途中までしか書けていない(←三章のうち第一章を一番最後に書いた人)状態で、他の章の修正もまだまだ残ってるし、「ディフェンスを1月にするか?」って言われたけど、とにかくやれるだけやってみたいといったら、水曜日にでもメールで送ってきたら見てあげるから、と言ってくれた。水曜日はその先生は学校に出てこない日(=仕事しない日)なのに、わざわざ自宅で見てくれるなんて、うるうる(;_;)
結局、ギリギリまで書き直しやら修正やらをしてて、プリントアウトをしに仕事場に行ったのが今日の3時前(←自宅にプリンターがない人)。
プロポーザルの実質中身は全部で50ページ。ReferenceとかAppendixとかを全部あわせると90ページ以上のシロモノ
それをCommittee全員四人分プリントアウト。
こういう時に限って、肝心のプリンターが故障、してるなよーっ!(>_<)
何とか全部プリントアウトし終えて、Committeeの先生たちそれぞれのメールボックスに放り込んだのが5時10分前。
Chairの先生のオフィスに駆け込んで手渡したのが5時5分前。
その時の先生のひと言。
"It's a miracle!"
ま、まにあった・・・
あたしの人生、おまけとかスレスレとかギリギリとか、そんなんばっかしかいっ(>_<)
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