2004年07月04日

おまけの人生〜小中学校編〜

(この記事は引っ越しヴァージョンです)

小学校4年のときに近所に塾ができた。
せっかくすぐそこにできたんだから、というありがちな理由で通ってみることにした。
ところが、その塾は入塾テストなどというものがあるような、全然ありがちでない進学塾だった。

うちの両親ときたら大阪の商売人かつ生まれも育ちも立派な凡人で、そういうエリート世界に縁があるわけもなく、おまけにあたしが初めての子供だからお受験とか進学とかって何にもわかってなかったに違いない。
それまでフツーの公立小学校でフツーに勉強していただけで、そんな進学塾の入塾テストに合格するハズもなく、入塾テストではあまりの緊張のため「トイレどこですか?」の一言を発したときには 既に手遅れ映画 という一世一代の不覚の不祥事まで起こし、それでもなんだかオマケ(?)してもらって、気がついたら有名中学受験を目指すボクちゃんたちにまじってお勉強をすることになっていた。
印鑑屋さんで「ボケています」というハンコを作らされ、問題が解けなかったら「ノートにボケていますのハンコ押しとけ!」と命じられるような塾だった。
あたしのボケはその頃に鍛えられたらしい(え?)
というわけで、とりあえずお受験のお勉強はしていて、本人はその気になっていたけれど、結局土壇場になってお受験ナシの近所の公立中学に行くことになった。
"女の子だし別に勉強できなくても"というありがちな理由だった。

中学に入ってもその塾には通い続け、おかげで中学では勉強らしい勉強をしなくても授業には余裕でついていけた。
そして今度は高校受験。
両親は担任に「私の子供だったらK高に行かせますけどね」と言われていた。
K高といえば学区でトップの公立高校。うちの中学からは比較的受かりやすいらしい。でも、ガリベンばっかりが行くイメージで好きじゃなかった。
それより、自由な校風が売り物でウチから一番遠いI高に行きたかった。
何もわからない両親は娘の言いなり(笑)
おまけに"滑り止め"が私立でトップの某お嬢様女学院♪
それじゃあ"滑り止め"にならんやろ!と自分で自分につっこんでみたりしてたらーっ(汗)
でも、高校受験はみんな合格するモンだと思い込んでいたので、怖いもの知らず。中学の担任など周囲がハラハラしているのもお構いなし、ロクに受験勉強もせずに見事両方ともに合格手(チョキ)
当時、あたしはウチの中学で一番権力のある先生にとても気に入られていて、その先生の口利きで有名お嬢様女学院には合格したんじゃないかという噂もチラホラ・・・
それなのに、惜しげもなくその私立名門女子学院を蹴って、ウチから一番遠い自由がウリの公立I高校を選んだ。
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posted by EL at 22:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 履歴書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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