砂漠の大学にはなかったものがこの大学にはいろいろ。
まず、ビデオ会議室というのがあって、あっちこっちのキャンパスの先生たちと顔をみながら会議ができてしまいます。砂漠の大学ではせいぜい電話会議用の装置があったくらいです。
それからSMART Boardというプレゼンテーション用の装置。これはパソコンの画面がそのままプレゼン用の大きなボードに映し出されて、そのボードに手で触れてパソコンが操作できたり、ボードにマーカーで書いたりできるスグレもの。
授業で使うテクノロジーでココに来るまで知らなかったのが、Blackboard(日本語のサイトはこちら)というシステム。
オンラインコースなんかだと、クラスの学生がアクセスして先生がそこにアップロードした資料を各自でダウンロードしたり、フォーラムで意見を出し合ったり、グループプロジェクトの話し合いにチャットを使ったり、という使い方ができるようです。それ以外にも、課題のペーパーをこのBlackboardを通して送らせることができて、先生はそれを読んだあとコメントをつけて返してってことを全くペーパーレスでできて、しかもそれがGrade Book(成績一覧表)に連動してるので誰がどのアサインメントを提出してその点数はどれだったか一目瞭然、なんていう便利機能があるので、フェイス・ツー・フェイスのクラスでも使えそうです。
そういえば、学生が学期の終わりにする授業(&教員)評価に「このコースではテクノロジーが使われていたか」という項目があるんです。だから、こういうの授業に取り入れた方がいいんでしょうが、肝心の学生が使い方をちゃんとマスターしてなくて、大混乱を引き起こす可能性がなきにしもあらず・・・
先学期はあたしの方もこのシステムの使い方を覚える時間がなかったので使いませんでしたが、今学期は使ってみようと思っています。
そして最後にTurnitin。
これは何と学生のペーパーのPlagiarism(プレイジャリズム:盗作)を発見するサービス。このサービスにペーパーをかけると、インターネット上や専門誌などのデータベースにある膨大な数の文献と照合して、そのペーパーのどの部分がどの文献と同じかというのを一目瞭然に教えてくれるらしいです。
なんかもうココまでくると、テクノロジー便利♪と単純に言えない気分です。
どうかこんなサービス使わなくて済みますように・・・
【大学教員へのイバラの道の最新記事】
BlackBoard、つかってますぅ〜 コースマテリアルが簡単に共有できるのと、アナウンス(教室の変更とか)が簡単にできるので、重宝してます。大混乱という意味では、セメスターのスタート直後は履修の変更にともなって必ず混乱します(^^;;
Turnitinもあります〜 学生さんは最初の全体オリエンテーションでこのシステムについて叩き込まれます(^^;;
前学期はオンラインコースだったので、BlackBoardがなけりゃ何も始まらないという状態でした。今学期はキャンパスでの授業ですが、それでもクラスによってはBlackBoardをばんばん使うところもあります。
メリットその1。これは大学側のメリットですが、シラバスや資料、課題などを印刷・配布せずにすむ。→逆に学生の負担が増えるわけですが(苦笑)。
メリットその2。欠席した場合、BlackBoard上でパワーポイントを見て内容を確認できるので、安心。
ということで、わたしはこのシステム、とっても気にっています。
オンラインクイズやテスト、BBSにパワーポイントのアーカイブを使ってます。あともちろん成績表も。
数百人単位のクラスになるともうこれなしには生きていけませんね(笑)。
少人数のクラスでも宿題をBBSにアップロードさせて、生徒同士で切磋琢磨させるのに使っています。
あとじゃすみんさん、生徒達は資料を印刷せずとも必要があるごとにオンラインで見る人もいるので負担ということもないのでしょうか。今風の学生だと印刷物よりオンライン化された資料を好む人も多いようです。
彼らの言語を構成する記号の数が少ないと言うことが、たとえば物質は100そこそこの原子の組み合わせでできているという化学の発想に通じているような気がします。・・・とまあこれは養老孟司先生が最初に指摘したことですが(こう書かないとプレイじゃリズムですねw)
ほえ〜っ、みなさんしっかり使ってらっしゃるんですねぇ。知らなかったのはあたしだけかしら(^_^;) 色々使い道がありそうなので、研究してみます!
>bunさん
それ思いました、プレイジャリズム探知ソフト、日本語でできるのかどうか。やっぱりタイヘンなんですね。
プレイじゃリズム、って(笑)日ごろどんな単語使ってるのかバレてますよ(←と突っ込んでいいものかどうかさんざん迷って結局突っ込まないではいられない大阪人)