今朝起きた瞬間からもう頭がバクハツしそうです。
ことの始まりは昨日の夕方。
砂漠の博士課程の友だちで今学期あたしと同じように博士論文をディフェンスしようとしている人から電話で、「最後のセメスターは博士論文コースを3クレジット(単位)レジスター(登録?履修?)しなきゃいけないって言われたんだけど、どうした?」と。
確かにそういう決まりがあるのは知ってます。
博士論文がスムーズに進んでいる人の場合は、9クレジットをChairの先生で履修して、ディフェンスをする学期にその他のCommitteeの先生三人に各1クレジットずつ登録して、全部で12クレジットが博士論文の最低必要単位数、と砂漠の大学院ではそういうことになっています。
でも、あたしは去年のSpring Semester(春学期)にこれが最後だと思って、Committeeの先生たち三人にそれぞれもう1単位ずつもうレジスターしちゃったんです。
それに、大学院留学生としてはフルタイム(毎学期最低9クレジットを履修しなければならない)のステータスを維持するための必要性もあって、Chairの先生には2002年の春学期から博士論文コースをレジスターし続け、今となってはその単位数たるや驚愕の62単位(←初めて数えてみて自分でもびっくりしてる人)
留学生だから単位数が多いのはある程度は仕方がないんですが、他のアメリカ人学生が必要なクラスを全部取り終わった後は各学期1単位ずつノラリクラリとレジスターしてそれで済んでるというのに(-_-)
これもまあ、砂漠にいてアシスタントシップをもらえていた間は、授業料がIn-State Tuition(州内学生授業料)扱いだったし、アシスタントシップのお給料で授業料を払って、要するに大学の中でお金がぐるぐる回ってるだけだったのでよかったんですが(詳しくは「博士号のお値段」と「博士号の割引(?)価格」参照)、砂漠をオサラバしてからはOut-of-State Tuition(州外学生授業料)を払わなきゃならず、先学期は1単位だけしかレジスターしませんでしたが、1単位で600ドル近くあたしの淋しい懐から払ったんです
それなのに、今学期はOut-of-Stateの授業料を3単位分も払えだとおおおおおおっ
そんな馬鹿げた話があってなるものか、と早速大学院の事務にメールを送ったら、今朝返事が来たんです。
「ディフェンスをする最後のセメスターは例外なく3クレジット取らなくてはいけません。」
がーん
その友だちが電話してこなきゃ知らずに1単位だけレジスターしていたと思うので、教えてくれてよかったとは思いますが、1単位だけレジスターしてもバレなかったかもしれない、と言う一抹の腑に落ちなさが・・・
んじゃとりあえずCommitteeの誰にその3単位を登録するかChairのM先生と相談しなきゃ。ところで今学期の授業のレジストレーションはいつまでできるのかしら?と砂漠の大学のサイトをチェックしてみたら、何と最終日は“今日”
ぎょえ〜〜〜っ
いや、これはちゃんと調べてなかったあたしが悪いんですが、いつももうちょっと余裕あったぢゃん。
でも、それなら急いでレジストレーションを!となるところですが、実はその大学院の事務の人からのメールにはこんなことも書いてあったんです。
「ところで、あなたの卒業期限が先学期で切れていますので、延長を申請する手紙をChairの先生からいただくまではあなたの学生レコードにHold(待て)がかけられます。」(=ホールドを外してもらうまではレジストレーションできない)
もしもしィ、事務の人、あなたコレと全く同じことを先学期に言ってきて、ChairのM先生がメールしたら、もう一学期延長してあげるから、って言ってくれたぢゃん
そういえば、このこと前にココで書いたかどうか覚えてないんですが、砂漠の大学院には博士号は入学してから8年以内、もしくはQualifying Exam(博士号取得資格試験)に合格してから4年以内に取るべし!という決まりがあるんです。
あたしの場合は後者の4年以内の期限が実は先学期、2005年秋学期だったというわけです。
これも例によって周囲のアメリカ人学生の中にはあたしより前からうちのプログラムにいてまだ学位取ってない人たくさんいるのに、何故かあたしだけまた“見つかって”しまったようです。
あたしの名前って目立つのね・・・(-_-)
そんなわけで、先学期にその事務の人が最後通知を送ってきたので、M先生に「この学生は来学期には必ず卒業しますから」という内容のメールを書いてもらって、「んじゃもう一学期だけ延長してあげる」という返事をもらってたんです。
先学期うちのChairがメールしてアンタOKしたでしょ?と言ってもその手紙が必要だと言うので、先学期にM先生が送ったメールとその事務の人のそれに対する返事メールを過去メールから掘り出してもう一度送ってやりました。
いやもう、アメリカのこういう事務・手続き関係のいい加減なことには慣れているので、このテのメールは全部保存してありますから。
返事を待つ間オンラインのStudent Serviceのサイトを調べてみたら、何とHoldが二つ
もう一つは留学生オフィスからのホールドでした。これは、留学生が必要な単位数をちゃんとレジスターして、途中で勝手に落としたりできないように“管理”するためのシステムです。毎学期の初めにそのホールドを外してもらうための書類を提出しなきゃいけなくて、これもまだ時間あると思って余裕かましてました
そのフォームは留学生オフィスのサイトからダウンロードできるからいいんですが、サインしてFaxしようにもうちにはFaxはなし。オフィスに行けばファックスできので、事情をメールして後でファックスするからとにかくHoldを外してくれませんか、と頼んでも、返ってきた返事には「Faxかメールへの添付でも受け付けます」って、オマエはあたしのメール読んどるんかーっ それにメールに添付って、pdfで作ってあるファイルにどうやって記入しろっちゅーねん!(←AcrobatのReaderしかない人)
結局近所にKinkosがあることを思い出して、そこに走って行ってファックスをしたら、そっちの方はHoldをすぐ外してくれました。
でもその数時間後、あたしのHold外してという懇願に「Faxかメールで」と冷たく言い放った本人から、「Holdはうちではかけてないですよ」と再び返事。冷たい返事のことは全然覚えてない模様。てゆーか、Holdはたぶん留学生オフィスの他の人が外してくれてアンタが見たときにはもうなかっただけなんだってば(-_-)
そしてもう一つの大学院からのホールド。
担当の事務の人からのメールでは「ホールド外したからもうレジストレーションできますよ」となってたのに、いつまでたってもオンラインのレジストレーションのサイトからHoldは消えず。
オフィスが閉まる時間が近くなってきたので、その事務の人に電話したら「うちのHoldは(もう)ないですよ」と。
いや、でも、Graduate Admissionsって出てるし・・・
「そりゃうち(Graduate School)じゃないから、Admissionsの方に問い合わせてみて」とこれまた冷たくあしらわれ。
Graduate SchoolもGraduate Admissionsも同じぢゃん(ぶつぶつ) てゆーか、そんならアンタ最初っからHoldなんてかけてなかったんぢゃん
レジストレーションのサイトのHoldのところをよく見たら、Student needs to see Dr. Fと書いてあるんですが、Dr. Fといえば大学院長さんじゃないですか?そんな人に会わなきゃいけないようなこと何もしてませんが?
とりあえず時間がなかったのでそのDr.Fに直接電話をしてみたら、うまい具合につかまったんです。
でも、Dr.FもどうしてあたしにHoldがかかってるのか(当然)わからないようで、「停学になった?」とか色々聞かれたんですが結局明日の朝もう一度電話するように、と。
いや、レジストレーションの期限が今日で、明日になったらレジストレーションするのにペナルティー(罰金?)が取られるんですけど、と言うと、それはウマく処理してくれるとのこと。
電話での会話には証拠が残らないので、とりあえず今日レジストレーションをしようとしたという証拠を残すために、Student Business Officeに、これこれこういう事情でDr.Fとも話したんだけど明日の朝までHold外せないと言われたのでレジストレーションできなかった、というメールを送っておきました。
これで明日の朝まで待つしかないな、とは思いつつ、もしかしたらと思ってその後何度かレジストレーションのサイトを覗いてみたんです。そうしたら、何度目かに覗いたときにHoldが消えたんです。
何かそんな気がしてました。
たぶん、さっきのGraduate Schoolの事務の人がGraduate Admissionsとしてホールドかけてて、それを自分で忘れてて後で気づいてあわててHold外した、に弐萬点(←ちょっと自信がないらしい)
そうじゃなくて、単なるGraduate Admissionsの手違いかもしれませんが、それならそれであたしキレます・・・
そんなわけでやっと無事に博士論文3クレジット、レジストレーションできました。
めでたしめでたし
と簡単に行かないのがあたしの人生。
オンラインでレジストレーションを済ませて“お会計”を見てびっくり。
高いのはわかってたんですが、いくらなんでも高すぎやしませんかい?
よく見たら砂漠にいる学生の扱いになってました。
砂漠にいない学生だと大学の施設を使わないので授業料以外の各種フィーが免除されるんです。
これも、先学期ちゃんと訂正してもらったハズなのに・・・(-_-)
こっちは支払期限がまだ先なのでいいんですが、とりあえずお会計のところにメールをしておきました。
アメリカ暮らしが長いとアメリカ人の事務関係のいい加減さはある程度予測できることなので、相手の言うことを鵜呑みにせず、請求書関係も信用せず、全部自分でチェックして、(証拠になりそうな)書類やメール関係は保存しておく、という術を見につけましたが、それでも相手のミスやいい加減な仕事のせいででこっちの時間が大量に取られるのは本当に納得がいきません。
今日もそんなわけでほとんど丸一日つぶれてしまいました。
レジストレーションの最終日をちゃんと調べてなかったあたしも悪かったんですが、そもそもなくていいはずのHoldがあったのが悪い!
でも、それもたぶん、あたしがもっと早く(普通のペースで)卒業してればそういうHoldもかけられなかったわけで、砂漠にいてアシスタントシップがある間にディフェンスしてれば3単位の授業料だって大したことなかったはずだし・・・
本日の教訓:
博士号はお早めに。
はぁぁ、また借金が・・・
でも、あたしのこの悪夢の一日は実はこれだけじゃなかったんです。
つづく
【日々の泣き笑いの最新記事】
ELさんの大変な生活、本当に私の生活のようです。。。お互い、人より多めの苦労があるようですが、元気に頑張っていきましょう!!
私もELさんくらい、詳細に何があったか自分のブログに書きたいです!!(日本の学校なので、かけないけど・・・)
今年もよろしくお願いします!!
そうですよね、あたしは今まで周りに日本人がほとんどいなかったので平気でいろいろ書いてましたが、だんだんとヤバくなってきてるので、いつバレるかハラハラしてます(^_^;)