2008年12月21日

不況とアカデミア

今度このブログを更新するときは“脱出成功手(チョキ)”報告ができるように、と密かにコトを運んでいるにもかかわらず、(今の職場から)脱出どころかどんどん深みにハマる一方。
去年の今頃書いたエントリーを読み返してみて愕然がく〜(落胆した顔)

一年前と状況はなんもかわっとらんがなーーーっ end


そんな馬車馬人生まっしぐら(←自暴自棄)なアタクシですが、この大不況のご時世にあって、ガイコクジンの身分で仕事があるだけでもありがたいと思わねば。

それどころか、今の勤務先の大学ってば・・・


今年もちゃんとMerit RaiseとMarket Adjustmentしてくれるんですって黒ハート

あ、いや、どっちもまだ貰えると決まったわけぢゃありませんが・・・あせあせ(飛び散る汗)

Market Adjustmentに至っては、人に寄っては数万ドルなんつー単位で昇給になる人が出るらしいとか。何てったって、ウチの職場に十年、二十年と勤めている教員の中には詐欺まがいの安年報でずっとご奉仕してきた優良教員がいるらしいので、その人たちの給料をここで一気に正当なレベル(=詐欺でない程度)に持ち上げるぞという上層部の決断だとか。

あっぱれあっぱれ手(パー)


こんなご時世に大胆不敵な、と思われるかもしれませんが、まだ誰も実際に$$$を見ていないので油断してはいけません猫

それにしてもこの世界的な大不況、アメリカのアカデミアのあちこちでも色んな影響が出てきているようです。
あちこちの大学で真っ先に起こったのが、新規雇用の停止。
本来ならベイビーブーマー世代の定年退職が続いていて、アカデミアのポジションには空きがたくさんあるはずなんですが、今年は新規採用をしないところがかなりあるようです。
うちの大学ももれなくフリーズしています。
リタイアするはずだったのに個人年金の蓄えがなくなってしまって(←このあたりの仕組みまだよくわかっていない人)リタイアできなくなったという話も聞きます。

州立の大学なんかは、州の予算カットの影響をモロに受けてタイヘンだろうし、寄付金で成り立ってる大学も、寄付金が減ってタイヘンだろうし。

幸いウチの大学は学生の授業料で成り立っている私立大学なので、そういった不況の影響は今のところ最小限にとどまっているようですが、怖いのはこれから。
果たして学生は来年度も来るのかexclamation&question

前回の不況時には職を失った人たちがこぞって大学(院)に戻ってきて、入学希望者数は大幅にアップしたらしいので、今回もそうなることを祈っているのですが、聞くところによると、ご近所の大きな州立大学では入学希望者数が大幅に減ったそうな・・・

確かに不況になると転職を考える人は増えるようで、大学(院)への需要は高まるんですが、そこで問題になるのがファイナンシャル・エイド。
そういう人たちがいくら大学(院)に戻りたくても、学費を貸してくれるところがなければ戻れない。
それどころか、ローンができなくなったら現役の学生も学校を続けられなくなる。
学生がいなけりゃ、教員は必要ない。

もうやだ〜(悲しい顔)

こんなご時世に、何でプログラムの入学審査委員会の委員長なんてやってるんですか、あたしったらーっ(汗)

神様、仏様、お釈迦様、その他諸々様、どーか入学希望者が例年通りありますよーに。
街頭呼び込みなんてしたくありませんから。

あなたあなた、大学院なんてどうですか?
今ならお安く学位が取れるんですよぉ。取って置きの博士号もありますよ〜。ど〜ですか〜。



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posted by EL at 14:13 | Comment(7) | TrackBack(0) | 日々の泣き笑い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして
お元気そうでなによりでございます。
去年ぐらいからずっと読んでましたがなかなかレスできなくて
申し訳ありません。
大学編はいたく感動いたしました。
大学院ですかぁ
勉強したいこともあるので是非行ってみたいのですが
年齢がぁぁ・・
アメリカでは40超えても普通に行かれる方も
いらっしゃるので大丈夫かな。
日本だと社会人入学はイマイチ人気なくて
アメリカみたいに会社やめて、大学とか院で新しい知識を
身につけて新たな仕事に就くようなシステムはまだ確立されていませんよね
悲しいことに。
大学は新卒ためのものって感じです。
院留学はちょっと真剣に考えてみよう
これ以上落ちていくところもありませんし。
Posted by June at 2008年12月24日 00:07
初めて書き込みさせていただきます、
アメリカでポスドクをやっておりますお湯シャワーです。
将来など不安なことばかりですが、このブログでELさんの
頑張る姿を見てパワーを分けていただきました。
どうもありがとうございます。
Posted by お湯シャワー at 2008年12月24日 13:03
>Juneさん
はじめまして。
これ以上落ちていくところって・・・(;^_^A
いや、でも、そういう心構え(?)なら、できないことはないっ!
日本は、そうですねぇ、社会人入学ってのなんだかんだと根付きませんねぇ。
ウチは40代や50代の“新入生”結構いますよ。でも、アメリカでも大きな州立大学の大学院なんかだと大学新卒の若い院生がほとんどかもしれません。

>お湯シャワーさん
お湯シャワー、いいですねぇ(*^_^*)←あったまった気分。
パ、パワー、ですか。そういっていただいて、恐縮です。もうちょっと前向きな話題が書けるように頑張りますっ。

Posted by EL at 2008年12月25日 11:04
初めまして。アメリカで社会学の博士過程にいる同業者です。先日長かった就職活動に終止符を打ってようやくありがたいことに2校から頂いていたオファーのうち1つに承諾しました。8月からアメリカで准教授始めます。

ところで私は130校に願書出したんですが、そのうち今現在大体15校くらいから新規採用中止したとの連絡がありましたよ。学部の中には採用の過程が長引くと大学の方から中止しろと言われるかもしれないので、例年より早く事を進めることにしたと言っている所もありました。

私は新規採用に関しては今年よりも来年に経済悪化の影響が出るのではないかと読んでいますが、今日放送していたNPRではアメリカの医学部にはすでに不況の影響が出ているそうです。患者の数も減ったと言っていました。

ではまた。
Posted by 深雪 at 2009年01月03日 09:36
深雪さん、はじめまして。
ご就職おめでとうございます!!!
しかし、ひゃ、ひゃくさんじゅう、ですか!?アプリケーションの書類を揃えたり発送したりするだけでものすごい作業のような・・・うちの専門は全米でもその3分の1の数しかないし・・・
しかし、やっぱり採用中止は出てるんですねぇ。勤め先の大学も新規採用募集してるんですが、今年度の早めに大学側に申請してOKが出た分は何とかそのまま続行のようですが、出遅れた分はダメみたいです。
おっしゃるとおり、大学側は来年度の新規採用はもっと控えるかもしれませんね。夏までに経済状態が持ち直せば話は変わってくるかもしれませんが。
Posted by EL at 2009年01月09日 02:33
はじめましてー。
確かに今年の公募マーケットは厳しかったです。20校にアプライして、その内6校が採用中止。社会学系の分野です。同じ学科の院生達もかなり苦戦しています。(私はオファーを一つ頂きました。)
Posted by ゴン at 2009年02月03日 08:42
ゴンさん、はじめまして。
そーですかー、やっぱり厳しいんですねぇ。でも、オファー取れたようで、おめでとうございます\(^o^)/
Posted by EL at 2009年02月13日 13:48
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